明け方、理沙子は一人、磔にされていた。
義父、義母、義兄、夫の和馬が裏切って理沙子を拘束して磔にしたのだった。
亜紀とマサコは開放されて竹刀で理沙子をメッタ打ちにしていた。
理沙子の意識が遠のくがさらに打たれて目が冴える繰り返しだった。
どうなっているの?
みんな薄笑いを浮かべるだけで何も喋らず、無言のまま理沙子への折檻が続いた。
完全に夜が明けると、あろうことか義母が理沙子を除く皆に朝食を振る舞い始めた。
皆が口々に義母にお礼を言い始めた。
本当の首謀者は義母であった。
性癖はM女。
そういう仕打ちを望んで、昔、義兄がマサコと付き合っていた頃にマサコを仕込んだ。
まるで遠野でお年寄りから昔話が語られるように義母が淡々と語っていった。
マサコは義母によって仕立て上げられたこの一家の女主人だった。
さらに義兄に嫁をあてがい、マサコにレズ調教させてS女に仕込ませた。
マサコは影の女主人、亜紀を表の女主人として君臨させ、S女二人に一家の男を支配させた。
自分の家族を奴隷扱いしてもらうことで義母は性的興奮を覚えていた。
理沙子、アナタは私と同じM女になって貰うわ。
耳元で義母に囁かれてゾッとした。
磔からおろされた理沙子は先ほどの義母同様、正座させられて石を抱かされた。
意識が朦朧とする中で理沙子は叫んでいた。
どうして私がMにならなきゃならないのよ!
それはアナタがSだからよ。
義母に落ち着き払った声で言われた。
強気なS女をM女に躾ける過程で行われる壮絶な調教を見ることで義母は心が満たされると言う。
まもなく理沙子から石がおろされたが、グッタリしているうちに義父、義兄、和馬から順番にアナルを犯された。
理沙子はもはや身動きもできず、まったく抵抗できなかった。
犯された後はマサコによって介護するように入浴させられ、寝床でレズ調教を受けた。
しばらく気を失うように眠ってしまっていたようだった。
夫の優しい囁きで目覚めた。
何事もなかったように食事を勧められた。
理沙子は貪るように食事を摂っていた。
そして和馬からまたも衝撃的な事実が告げられた。
もう何を聞いても驚かないつもりだったが、寝覚めだからか今までのことが夢だったような気もしないでもなかった。
そんな時に伝えられたこと。
実は理沙子が今から本当の意味でこの家の当主になると言う。
そのために憎しみを募らせる。
そのように図られたことだと言うが、もう何が何だかわからなくなっていた。
これだけの仕打ちを受けたのだからそれだけ壮絶な仕返しができるはずだと言われた。
M女の義母はそれを心待ちにしていると言う。
理沙子は何も実生活で誰かの上に君臨しようなどとは微塵も思っていなかった。
ただひたすら、性癖として、プレイとしてS女でありたかっただけだ。
丸一日夫と二人きりで離れで過ごした。
もう帰宅する最終日の前日に先に案内された土蔵の地下へ案内された。
信じられない光景だった。
理沙子様、万歳!万歳!万歳!と万歳三唱が行われた瞬間、亜紀が日本刀でマサコの首を跳ねていた。
老婆の義母が椅子で縛られ、前と後ろにおもちゃを入れられて喘いでいた。
義父、義兄、和馬がマサコの死体を手際良く片付けた。
囲炉裏から長い棒を取った亜紀が理沙子の前に跪いて差し出してきた。
この一家の主は理沙子様でございます。その印を義母に。
亜紀がおもちゃを入れられた義母を理沙子の目の前に連れてきて尻を突き出させた。
何かに酔ってるように理沙子は義母の尻に焼印を押した。
さらに亜紀は義父、義兄、和馬の順で尻を突き出させた。
理沙子は一家の尻に焼印を終えた後、亜紀を見つめた。
亜紀は一言も喋らず、服を脱いで尻を理沙子に向けてきた。
アナタは当主代行よ。私が不在の時はこの一家を恐怖で支配しなさい。
理沙子は亜紀にそう言い渡した。
実はマサコは義兄と付き合ってた二十歳の頃、失踪していた。
殺しても何の問題もなかった。
うまく処理するだけだった。
一家揃ってマサコを解体し、餌として豚に与えた。
その半年もしないうちに義父、義母は過疎の村から介護施設へ入所させたとしていなくなった。
土蔵の地下で1年間苦しみながら亜紀に責められて息絶えた。
義兄は家の中では亜紀の奴隷だった。
奴隷をしながら外では家業である農業に勤しんだ。
次に理沙子が帰省するお盆の頃には農機具による怪我ということで片腕、片脚をなくしていた。
そこで和馬が後を継ぐことになり、和馬は亜紀に預けられた。
理沙子は単身赴任で公務員を続けながら東京でSMプレイを楽しんだ。
その次のお盆には約束である和馬の種を授かるために亜紀の強制による連続セックスをした。
東京に戻り、妊娠したことを報告すると亜紀は和馬までも処刑した。
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