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マミは木村に呼び出されていた。

まだ秘密のアルバイトをしているのかい?

はい・・・マミは消え入りそうな声で答えた。

俺の専属になったら悪いようにはしないと言っただろ?考えてくれた?

私、態度が大きかったり、口の利き方ができないM男さんはムリっぽいのが悩みなんです。

先生、私に躾けられて私に平伏すことができますか?

今の話し方はちょっと威張ってましたよ。

私は腹立たしく思ってるのでこのまま帰りたいんですけど、あと一度だけチャンスを差し上げます。それなりの態度を見せて下さい。

木村はハッとしたような顔をしてマミに対して土下座した。

マミはそんな木村の顔面に蹴りを入れた。

木村が吹き飛ぶほど蹴った結果、木村の口や鼻からは出血していた。

店を通さずに会ってるからプレイじゃなくて、このジジイは本当に私の奴隷。

エラぶるなら障害者にしてやる。

私、実はSの才能あったのかも?

悶え苦しむ木村を見下ろしながらマミは心の中で呟いていた。



マミは木村の顔を踏みつけると木村は明らかにマミのスカートの中に視線を向けていた。

まだ服を着ている木村の股間が盛り上がってるのが明白だった。

マミは木村の顔を踏みにじりながら、先生、どうなの?

わ、わたくしはマミ様の奴隷でございます。数々のご無礼をお許し下さい。

いつまでその恰好でいるの?オマエは私の前で服を着ているだけで無礼なのよ。

木村が慌てて服を脱ごうとし始めたのでマミも踏みつけるのをやめた。

マミは腕組みをして木村が服を脱ぐ様子を見つめていたが、全裸になると同時に金蹴りをした。

誰に断って私のスカートの中を見て、股間を膨らませているのよ?それが私を崇拝する態度なの?

も・・・申し訳・・・ありません・・・

木村は股間を蹴られて呼吸もままならない状態だった。



そこへ座りなさい。正座よ。

マミはわざと大股開きでソファーに座って、ソファーの目の前の床を指さして木村を正座させた。

蹴られたばかりなのに懲りないのね。また私を見て膨らませ始めたわね。

お、お許し下さい。と木村は手で股間を隠した。

私の魅力に素直に反応することはいい事なのよ。でもね、手で隠すのはキライ。

マミは股間を隠した木村の手をヒールで踏みつけて血がにじむほど踏みつけた。



木村は半泣きしながらマミに語ってきた。

年収1千万だしますのでご卒業後は秘書になって下さい。秘書は表の顔、真実はわたくしの女王様です。

女王様じゃ不足よ。女神でなきゃイヤよ。それに秘書のお給料が1千万円はおかしいでしょ?少しは頭を使いなさいよ。

どうすれば?

御布施は月に300万。その他に秘書のお給料を頂きます。それは人前でアナタに威張られる対価よ。

でも仕事はしないわ。イケメンの男の子を雇って本当の秘書業務をやらせて。

それが先生の女神様になってあげる条件よ。但し3年間限定。

経歴をキレイにしてからフツウに結婚したいから。

でもそんな話は2年も先のこと。

その前に目の前から消えてやるわ、とマミは心の中でほくそえんでいた。



マミはワザとメチャメチャな条件を提示した。

全部飲みます、同意します、ですから私専用の女神様になって下さい。

エステ代、化粧代、衣装代別でお願いしますね。

当然住まいも用意して頂けるんですよね?

呼び出す時にはタクシー代は先生もち。

あ、私生活で派手過ぎないクルマと駐車場も欲しいなぁ。

出会った記念日覚えてらっしゃいます?

出会い記念日、誕生日、クリスマスとかちゃんとプレゼント下さいね。



マミは木村がこんなムチャな条件を飲めないと思っていた。

木村の尻に押された焼印は奥様の所有物である証。

奥様がS女さんで、沢山のM男性を所有していて、旦那様の木村もその中の一人だという扱い。

木村が稼いだお金が木村の自由になるとは思えなかった。

そんな私のパンツに魅力を感じて下さるのなら、私のパンツで窒息しても本望ですよね?

マミは顔騎で木村の口と鼻を塞いだ。

プレイであれば多少息が抜ける余地は残すものだが、マミは本気で塞いだ。

木村が暴れ始まった。

総長先生にとって私如きは教え子にも満たない存在ですよね?

そんな小娘の股間で窒息させられるってどんな気分ですか?怒り心頭ですか?



マミは木村の顔から降りて木村に甘えながら頬にキスをしながら囁いた。

先生、専属の話なんてホンキじゃなくてプレイですよね。

ホンキだったらお断りします。

プレイの範疇だったら幾らでもこのストーリーにお付き合いします。

どうして断るんですか?ホンキですよ。まだ何か不足があるんですか?

木村が言うには奥様とは完全に別口座で学園から報酬を貰っていると言う。

木村と奥さんは年間3億づつ同額の報酬を得ているとも。

今の木村の秘書は同様に学生の中からスカウトしたそうだが、やはりS女。

結婚したいという理由で退職を申し出てこられてしまったそうだ。

滅多なことで他にこんなことお願いできる人がいないと言う。

勿論、奥さんの面接もあるが、問題はないと言う。

学生をしながら秘書になってくれ、仕事はプレイ、と土下座で懇願された。

ホンキで考えて欲しいと諭されたが、マミはノーを突き付けた。

お金に目が眩む女王様や女神様がいますか?

先生はそんな下衆な女を崇拝したいですか?

私は本当のS女ではなく、職業的にやってきただけで先生の本気の趣味にお付き合いする資格はありません。



どんな条件でも飲むと木村が土下座をして食い下がってきた。

条件なんてありません。お断りします。

マミがきっぱり断ると木村が声をあげて泣き始めた。

それを無視するようにマミは服を整えて帰る準備をして、メイク直しに入った。

じゃあ、先生、私に会いたくなったらお店で予約して下さいね。もう個人的には会いません。

何をどうすればいいんですか?

木村は本気で泣きながらマミにすがってきた。

私、自分のキャリアや個人的な経歴にこれ以上傷をつけたくないんです。

このお店でバイトしてる限りは自己責任だと思っています。

普通の秘書だったら是非ヤラせて下さい。

先程言ったお布施やプレゼント費用は全て慈善事業に寄付なさって下さい。それが条件です。

先生の専属にはなりません。お店を通すのと同じ条件ならお引き受けします。

それでお願いしますと木村があらためて土下座してきたので、マミは蹴り飛ばしてから帰ってきた。