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翌朝、峯夫は麻衣と一緒に出勤した。

リーダーの裕美と所長の由貴子が仁王立ち。

何の言葉もなくいきなり裕美が峯夫に平手打ち。

「遅い!何様のつもりよ!お務めはどうしたの?クズの癖に!」

麻衣はいつも通り全てをスルー。

だがバッグの中にレコーダーを忍ばせていた。

夜中にこっそり業者に取りつけさせた隠しカメラもあった。

手を出すのはいつも裕美の役目だったが、この日は珍しく由貴子から峯夫に蹴りが飛んだ。

「イライラするわ!」

一通り引き継ぎが終わって、あとは由貴子への引き継ぎが残るのみなので今日は外に出るなという命令。

皆が揃ったところで朝礼が始まった。

まずは裕美が峯夫が掃除をサボったことを叱責した。

そして洗濯物を出すようにと指示が飛んだ。

キレイに洗濯されて折りたたまれた下着が出てきた。

清潔な柔軟剤の香りが事務所の中に広がった。

「これはどういうこと?オマエが舐めてキレイにしたの?指示通りにできてないじゃない?」

裕美が峯夫の尻に蹴りを入れた。

峯夫は昨夜、麻衣に叩かれて痛みや腫れが残る尻にズシンと効いた感じで顔を歪めた。

「もう洗濯なんてやめて下さい。これは仕事じゃありません」

峯夫がそう言うと、いきなり由貴子のビンタが飛んできた。

由貴子は怒りでワナワナ震えていた。

麻衣はいつも通り遠くに視線を移して全て無視。

異様な雰囲気の中、朝礼が終了して由貴子、沙希、峯夫以外が出かけて行った。

倉庫の中で由貴子による峯夫への壮絶なリンチが始まった。

膝蹴り、パンチが腹に入って峯夫がガクンと膝を落とすと顔に蹴りが入った。

峯夫は気絶。

由貴子はそんな峯夫に馬乗りになって殴り、目を醒まさせた。

何故か由貴子のほうが泣いていた。

峯夫は顔に痣を作りながらも目は毅然としていた。

「何でも思い通りにならないとイヤなの。どうして逆らうのよ?」

峯夫は無言を貫いた。

由貴子が峯夫にしがみついてキスをしながら峯夫のズボンの中を弄った。

お互い着衣のまま騎乗位セックスが展開された。

それを覗き込んだ沙希がハッとして、静かに倉庫のドアを閉めた。

峯夫が中出しで果てた後、由貴子はトイレに駆け込んでいった。

由貴子は着衣やメイクを直した後に無言で外出。

残された沙希と峯夫・・・

沙希もどうしていいかわからなかった。

それでも尿意を催した沙希が「ちょっとトイレにきなさい」と高飛車な口調で峯夫を呼びつけた。

沙希は峯夫の目の前で恥ずかしがる様子も見せずに足首まで下着を下ろした。

「飲みたくない?」

「飲みたくない」

「今、何て言った?」

沙希は乱雑に足首まで下ろした下着を引き上げると峯夫を殴る蹴る。

グッタリした峯夫の顔に放尿して

トイレットパーパーで股間を拭って、それを峯夫の口に押し込んで立ち去った。

ようやく立ち上がった峯夫を顔を洗って病院へ行った。

どうしたのかと聞かれても、ちょっとトラブルに巻き込まれたとしか言わずにいたら警察が呼ばれた。

その日のうちに営業所へ本社から新しい所長代理がきた。

お客様へご迷惑をかけるわけにもいかないので、パート社員と麻衣だけで業務続行となった。

峯夫は依願退職。

由貴子も裕美、沙希も会社の事情聴取では何も語らなかったがその場で依願退職を申し出た。

後に麻衣がこっそり仕掛けたカメラやレコーダーの証拠が出てきたが

峯夫は訴えを起こすこともなく

会社からの退職金に見舞金が特別加算されて全てが闇に葬られた。

M男に目覚めた峯夫はこの時のことを回想して連日自慰に耽った。

麻衣にプレイを申し込もうと連絡をするとすでにブロックされていた。

ハローワークには通っていたがなかなか就職先は見つからなかった。